砂利採取事業
当社は、十勝川流域を主体とした主に農地下に眠っている、舗装用およびコンクリート用に適した良質な骨材となる原石を採取しています。
十勝平野は中期更新世に入ると、南西からは日高山脈、特にその南端部の急激な上昇・削剥による広大な砂礫が 北からも同じく石狩山地の激しい上昇を反映して、溶結凝灰石のほかに安山岩を主とする大量の礫がこの平野に流れ下り、 ほぼ全域が厚い礫層で覆われています。
光地園礫層は日高山脈が供給源となり、十勝平野の南西部を礫で埋めており、このメカニズムは「日高山脈の上昇による考え方」と 「寒冷な氷期の風化によるとする考え方」があり、日高山脈を源とする各河川の河原に礫・石として特色が現れています。
段丘には光地園礫層が膨大な賦存量として有しており、一部は地表表面の近くに位置しているため、 農作業に支障や地下水の上昇による湿害を招いており、反面、降雨の浸透を即す役割や作物を暖める保温材の役割を担っています。
当社はこれらの条件を踏まえ、農地所有地権者と協議し農地改良を目的とし、互いに有益となる手法を提案しながら農地下の原石採取事業を進めています。